自作アナログシンセ 難易度
Analog2.0 基板(VCO基板)その2
もう一度 SW1 Waveform Selectについて
僕が購入したのは秋月電子で
ロータリースイッチ(4回路3接点)
接続は
Aの接点にミキサーへの電線
①にJ2への電線
②にJ3への電線
③にJ4への電線
以上のようにつなぎました。
SW1の軸側にはナットと菊座金が付いてます。
パネル取り付け時にそれを外すのですが、
写真にも記入した「座金」はそのままにして
SW1をパネルに付けます。
その前に「突起」はニッパーでカットしました。
突起がパネルに接触してまっすぐ取付けられないので。
でも、加工に自信のある方はこの突起用の穴も開ける
のがベスト。
ツマミを付ける軸も長いので塩ビカッターで
適当な長さにカットしました。
塩ビカッター
Analog2.0 基板(VCO基板)その1
SW1 Waveform Select 配線
VCO基板の回路図を見ると時計の絵のように中心から
線が一本伸びて「To Mixer」と記載されてます。
行き先であるMIXER、NOISE基板の回路図を見ると
JP1のところに「From VCO」と記載されてますが、
JP1の1番につなぐのか?2番につなぐのか?不明。
不明??の時いつも参考にさせてもらってるのが
というサイト。
達人=岩上先生や
自作アナログシンセ制作者の方々の
質問に対する回答、アドバイスを多数見ることが出来ます。
下記リンクにSW1配線に関する疑問の答えを発見。
ジャックの配線
VCA基板 J3の配線の場合
書籍「達人と作るアナログシンセサイザー自作入門」
141ページ下のような絵の配線のやり方。
リード線は共立エレショップで購入。
2本線はQIケーブル2S-2S(長さ30cm)
リード線両端のコネクタの片側は使用しないので下の写真の寸法ぐらいにカット。
とりあえず捨てずにおいておく。
残った長い方をねじります。ねじった方が見栄えもいいし、作業が少しスムーズに進む。
次にワイヤーストリッパーで被覆をむきます。少し長めにむいておくとその後の作業が容易です。
写真の赤、黒、ムラサキの接続先は下の絵を参考に。
赤とムラサキはジャックの同じ所に半田付けするので
一緒にねじっておきます。
リード線の先に半田を着けます。予備半田といってジャックの端子部分にも
半田を着けておきます。そうしておくと半田付けがやりやすく、失敗する確率が
減ります。
下の写真のように半田をL字に折り曲げて立てておくと作業が容易です。
リード線の予備半田が出来たらジャックの端子のサイズに合わせて少しカットして
半田付け。ジャックを大きめのクリップとかで挟むと安定して半田付け作業がやりやすくなる。
黒く見えてるのは絶縁のための熱収縮チューブ(直径3mmほど)です。
半田付けが済んだら熱収縮チューブをジャックの端子部分までずらして
ヒートガン等で熱を与えると縮まります。
Analog2.0 基板(電源モジュール)その2
部品について色々
それぞれの基板のピンヘッダ(J1とかJ2とか)から
パネルのジャックとかスイッチとかへの
リード線は共立エレショップで購入。
2本線はQIケーブル2S-2S(長さ30cm)
3.5ミリのジャックは2種類購入しました。
共にメーカーはマル信無線で
モノラルミニジャックMJ-355
ステレオミニジャックMJ-352W
6Pトグルスイッチは
メーカー:フジソク 2回路2接点
パネル取付けタイプのLEDは
秋月電子オリジナルの
ブラケット入りLED赤凸
写真はリード線とモノラルミニジャック
Analog2.0 基板(電源モジュール)その1
Analog2.0 基板の作成は書籍の通りに電源モジュールから。
使った道具とかは
ピンセット(抵抗とかの足を折り曲げるときに使用)
半田コテ HAKKO FX-600-02 (温度調整が出来ます)
使用している半田は普通の共晶はんだ(鉛が含まれている)
電源モジュール基板
基板半田付けの鉄則通りに、
高さの低いパーツから半田付け。
ダイオードとか抵抗とか・・・。
失敗したのは三端子レギュレータ IC1、IC2の取付け。
IC1、2と放熱用クーラーが密着するように
専用のグリスみたいなのを塗布してねじで固定。
(熱伝導用のシートを買ったけど使わずグリスを使用。)
次にプリント基板の取付け部分に合うように
レギュレーターの足を折り曲げてから半田付けするところを
足を曲げずに半田付けしてしまったので
無理やり曲げようとしたら
レギュレーターの足にヒビ!?みたいなのが出来てしまって
その部分を半田付けで補強した。
上の写真を見ていただけたら分かると思いますが、
三端子レギュレータは基板にねじ(3ミリのねじとナット)止め
できず少し浮いた状態です。
Analog2.0制作中
最初にアナログシンセの自作にチャレンジしたのは
2016年で、その頃は著者の岩上先生自身が販売の作業もやっておられたと思う。
でも、連絡させていただいたときは、
プリント基板の在庫がなく諦めていたけど・・・・・。
2年前2019年のいつころだったか、
なんとなく「達人と作るアナログシンセサイザー自作入門」を検索したら
スイッチサイエンスさんから基板のセットが販売されていた!
書籍の方も改訂版が出版されており再び制作意欲がわいてきたわけです。
ただ、電気配線、半田付け、パネルの加工等が未経験の方はかなり大変だと思う。
2019年末にパーツ(主に秋月電子)を買いそろえたけど、色々と忙しくて
制作スタートしたのが2020年の2月頃。
基板の半田付けは経験があるので難なく出来たけど、
作業内容は事細かくここに書きます。
パネルの加工(カット)は大変だった。
取引先さんで廃棄待ちだったアルミの板(厚さは1.5ミリ)をもらって
まずはカット。
アルミの板【写真の緑色(←保護フィルム)の方をパネルに使用、青色の保護フィルムの方はカッターのガイド用のアルミ板】をC型クランプで固定して
オルファのプラスチックカッターで何回も刃を入れて切断。
そしてパネルの穴開け・・・。
書籍の34ページに書いてあるとおりOHPシートをプリントアウトして
アルミの板に張り付け。
穴を開けるキリがズレないようにポンチという道具で
釘を打つようにパネルにキズ(打痕)をつける。
ポンチがなければ穴開け用のキリにテープを巻いて金槌で叩いても良いかも。
(ここら辺は怪我がないように自己責任で)
次に直径が3ミリぐらいのキリでまずは下穴を開ける。
電動ドリルはマキタというメーカーのモデル6412。
切りくずが飛び散るので保護めがね着用。
パネルの両サイド下に角材。
角材をを置かないとパネルと床にも穴が開く。
下穴を開け、次にステップドリルで穴開け。
大きい方が少々ズレてもボリュームが付けられると思い
ステップドリルで7ミリほどの穴にした・・・・3割は失敗・・・大き過ぎたな。
段ボールで囲いを作って穴開けをしたけど、
それでも細かい切りクズが部屋にチラホラ。
穴開けが済んだら、大きいサイズのキリで穴の面取り。
面取り(開けた穴のエッジを削る)作業を怠ると
怪我をしたり、ボリューム、ジャックとかがパネルに取付けにくくなる。
ここまでの
使用工具
プラスチックカッター オルファ
電工ドリル マキタ モデル6412
C型クランプ、ポンチ、金槌
キリ3ミリ(下穴用)
ステップドリル
キリ12~(開けた穴の面取り)
50ミリ角ほどの角材